ここは古物商、それとも少年達の宝箱?
突然X君が、そのうちの一軒のショーウィンドウに張り付いてしまいました。何だかくすんだ色の、遠目には埃っぽく汚れたような色合いの陳列品。。。
古い電話機、ナンバープレート、色褪せた切手や紙幣・・・全体的に地味な品揃えで、どうやってコレで商売が成り立つのか不思議なくらいです。別のウィンドウには、こんな品々もあって・・・。
中には、新旧のミニチュア模型がずらり。新しいものは無造作に棚に積んであって、古いものはケースの中にしまってあります。
って、かく言う私もイイ年して少女趣味な「永遠の乙女」だから、おあいこかな・・・と思ったので、ちゃんとお付き合いして店内を見てました。
初老の店主と仲間か身内と思しきオジさん二人は、私たちが居た最初から最後まで、沢山のコイン(チャラ銭)を、値段ごとに分ける作業をしていました・・・もちろん、とても嬉しそう~♪にです。仕事しているっていうよりも、好きな遊びに熱中しているカンジ。
ところで、古いマッチボックスのミニカーって、一体いくらなんだろ?ケースに入っているチョロQサイズのミニカーの一つに付いてた値札が、ちょうどこっち側を向いてます!どれどれ、、、
ひゃ・・・100ポンドだって?!!
うっそー。マジでぇ?信じられないよねぇ。。。 でもX君が言うには、ちゃんと箱入りで保存状態が良ければ、それくらいするのがフツー☆なんだって。はぁ~、そうなんだぁ。
お店のオジさん二人が硬貨を仕分けしているカウンターが、ガラス張りのテーブルになってて中に紙幣やコインが入ってます。中には初めて見る1ポンド紙幣があったので、「これ、撮ってもいいですか?」と訊いてから写真を撮らせてもらいました。
真ん中よりやや左下で異彩を放っているのは、フットボール選手ジョージ・ベストの追悼記念、5ポンド紙幣★ここでは中古で15ポンドでした。2006年に百万枚発行されたらしいから、そんなに古くはないんですね。
更にもっと10年以上遡って1971年までは、シリングやギニーがあったらしいんですよねー。12進法で、私には絶対、計算できなさそう・・・1ポンド=20シリング=240ペンスって、複雑すぎるもの!それが10進法の1ポンド=100ペンスに切り替えられたんですって。
10進法の単位で育った私には、今でも12インチが1フットで24インチが2フィートとか、重さのパウンドやアウンスが体得できません。でもスーパーでお肉のパックとかにはEUの規定らしくグラム表示があって、すごく助かってる・・・その点だけはワタシ的に、EU万歳です(逆にイギリス人にはグラム感覚がないらしく、インペリアルな単位も併記。笑)
ゆっくりじっくり玩具や古物を眺めていって、最後に「どうもありがとう~」とお礼を言ってから、お店を出ました。それでもまだ二人は、お互いに時々相談しながら硬貨の仕分けに夢中で・・・。
やっぱりその様子は、集めた自慢のベーゴマやメンコについて熱く語り合っている少年達。。。みたいだなーって思っちゃうのでした!
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