国家公務員試験がないイギリス
Q: じゃあ、どうやったら公務員になれるの?A: オモムロに応募するんです!!!
Aちゃんは、お馬鹿さんじゃないのに規則やテストが大嫌いな生徒でした。ハイ・スクールとGCSEは何とか終了して、次はAレベル試験(←大学進学に必要)を受けるための勉強・・・という段階で、
「もう学校なんか、イヤ!辞めて働く~」
と言って、退学しちゃったのが16歳の頃。私はとっても心配で、高校中退⇒リトル・ブリテンのヴィッキー・ポラードみたいになっちゃったらどうしよう、、、なんてオロオロしちゃいました。
でも何とか近所の中小企業で事務系の職をみつけて、それなりに数年お仕事していたので、ちょっと安心。(ホッ。。。) とはいえ小さな会社で、お給料は安いし会社の人間関係にも不満が募っていたらしい、ある日・・・
「△△省のウエブサイトで募集があったから、応募してみた~」
と突然Aちゃんが言うので、またもや口あんぐり!!!
「何、言ってんの?公務員試験も受かってないじゃん!」
「それ何?そんなの、応募規定になかったよー」
ええ??そんなバカな~。公務員て、公務員試験に合格した人じゃないと無理だっての、ジョーシキだよね?なのに・・・その後、筆記試験や面接や身元調査を順々にクリアーしてしまい、更に「???」事態が把握できない私でした。遂に応募から10ヵ月後、採用が決まった時でもまだ、
「Aちゃん、何か誤解してない?掃除とか食堂のバイトじゃないの?」
と半信半疑でしたが・・・・あれから5年、まだ△△省で国家公務員として働いています。入省した当時は、
「私と同期に入った14人のうち、大学や大学院を出てないのは、私ともう一人の子だけだったよぅ~。。。」
と少し劣等感を感じていたみたいだけど、日本人の私に言わせれば、そんなの当たり前だよ!今さら何をショック受けてんの、順番が逆だよそれ!!!って感じです。
何を基準に選ばれたのか明確には分りませんが、彼女のバックグラウンド(英国・日本・フィンランド、あとオーストラリアにも親戚アリ)にはイギリス政府に敵対する国はないし、それぞれテロ活動やスパイ行為でも心配なさそうな国々だし・・・で一応は日英バイリンガルだって事くらいかなぁ?
イギリスにお住まいの方には、日英ハーフのお子様がいらっしゃる人も多いと思います。将来たとえ大学を卒業しなくても、公務員になるチャンスがある国だったんですよ、イギリス!
という耳寄り情報を、お伝えしておこうと思いました♪
(日英ハーフじゃなく日本人や他国のお子様でもOKかもしれないけど・・・たぶんイギリス国籍かEU市民の方が有利だろうな~と思います、公務員になるの。)
でもよく考えたら、公務員試験制度を設けている日本のような国の方が、世界的には少ないのかもしれないですねー。上記に挙げた方法で公務員に採用される国の方が多いのかな。
そういえば日本、何の分野にも検定試験があるし・・・ひょっとしたら、検定マニア?
漢検や英検に代表されるように、検定試験をステージごとにクリアして知識教養を深めるのは、一種の趣味やゲーム感覚の学習で良いと思うんだけど・・・。
公務員資格=特権
のようにしてしまうのは、どうなんでしょうかね~?日本にいた頃は、当然&常識として何の疑問も抱かなかった事なのに、、、セカンドチャンスを得てイキイキと公務に邁進しているAちゃんを見ていたら、最近はそう感じるようにもなりました。
医者や弁護士や会計士みたいに、資格なかったら危ねーよ!という職業には、もちろん検定試験がありますので、ご安心ください~♪
(・・・特権じゃないから、イギリスの公務員にはリストラやクビもあるし・・・逆に或る日突然、「自分の夢だった陶芸家になります!」と言って辞表を出したり←実話。。。笑 日本の公務員のイメージ:「安定した職業」と、ちょっと違う気もします。しがみつかない&しがみつかせない雇用体制で、それもまた健全?)
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