JALが出資した日本の茶室@アシュモリアン博物館
ミュージアムをもっと歩き回る前に、ちょっと座ってお茶したいね~!
でも、これからランチタイム稼ぎ時に突入する時間帯だったため、お茶だけじゃダメだって。だから、階下のカフェに行ってみました。
カプチーノ飲んで一休み・・・その間に館内地図をチェックして、今度は常設展示を見に行きましょう!といっても中国やエジプトやインドやイスラム世界などなど、全部見るほど時間はない。。。。 そしたら当然、
常設展示のギリシャ関連も一通り見て・・・次は、日本セクションへ行ってみました。
解説を読んでみたら、1700~1720年頃の九州・有田焼って書いてありました。もともと輸出用に作られたのかしらん。。。キジはともかく、象ってどーよ。
他にも先ほどの鎧兜や仏像などの大物もあったけど、一番の大物は・・・
何で、いきなり茶室・・・。伝統的日本文化には、ティーセレモニーが欠かせないって事でしょうか。まあそりゃあ、江戸後期~明治はそうだったのかもしれませんが・・・。
アシュモリアン博物館のホームページによると、材料はすべて日本から取り寄せて、茶室造りに精通した棟梁や大工さんが日本からやって来て建てたそうです。
(↓ 以下2枚の写真はそのホームページから拝借いたしました)
きっとこの茶室のオープニング・セレモニーでは、日本大使館や何とか財団が主催して、裏千家の家元とかそーゆー人を招聘してティー・セレモニーをご披露したんでしょうね~。うん、絶対やったと確信します。オックスフォード大学と博物館関係者だけの内々のものだったか、一般公開か、それは分らないけど。
でも、そんな事よりも一番オドロいたのは・・・茶室にあった解説プレートにも、上記のホームページにも明記してあるこの一文です。
THE TEA HOUSE PROJECT
WAS GENEROUSLY SUPPORTED BY
JAPAN AIRLINES.
「この茶室プロジェクトでは、日本航空の寛大な支援を頂きました」・・・そうです、JALが。2006年~2009年の間に。寛大な支援といったら、「ガンバレ~♪」って声援を送ったワケじゃないでしょう!
お金を出したんですねー。制作コストの殆どを・・・材料・輸送・工費に棟梁たちの滞在費とか、いったい幾らかかったのかなぁ。
受け止め方は、様々かもしれません。「おいおい、粉飾決算してた間もこんな事に浪費してたの!」と思うか、「いや~苦しい財政の中でも、日本文化を英国に広める高い志を持っていたとは。感服ですなぁ~」と思うか・・・。
(私としては、後者もちょっと感じる・・・というか、少なくとも「役員がセント・アンドリュースでゴルフした費用」なんてのと違って、これはこれで日本と英国それぞれに意義があるって意味で・・・)
とにかく私にとっては、ギリシャ古代文明の貴重な品々より強く心に残ってしまったのが、この茶室でした~。
そういえば・・・特別展のチケットを買う時に、いつも通り係員さんに「写真撮っていいですか?」って訊いたんです。そしたら、「フラッシュたかなければOK」とのお返事♪
だから私はデジカメ、X君はアイフォンで堂々と大っぴらに撮ってたの。部屋の隅に「ノー・フォトグラフィー」っていう小さな張り紙があったけど、フラッシュ使用しなければ良いって言われたし。何部屋も過ぎて何人もの監視員さんも通り過ぎて・・・でも5人目の監視員さんにダメって言われました。
彼によると、常設展示はOKだけど特別展のはダメなんだとか。。。 あれ、じゃあその前の4人の監視員さんは・・・寛大だったのか職務怠慢だったのか・・・?しかも特別展のチケット売ってた人、知らなかったらしいし(常設展示は無料だからチケット不要)。
というワケで、6人(5人の監視員+1人の窓口係)のうち5人はOKだったので、その時の写真は昨日のブログでUPしました。でもこれから、この特別展に行く人がいるかも?・・・と思って、一応ダメらしい事も付記しときます。
お次は、お楽しみのランチ・タイム~♪ さーて、何処で何を食べようかな?!
★★★イギリスの日本人コミュニティ、皆さんが頑張って地震・津波被災地の支援イベント・募金活動をしています♪ 現在オンライン・ジャーニーのウエブサイトに、それら支援活動の告知板があります。こちらをご覧下さい♪ ★★★
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って実感してとても嬉しく、私の元気の素になってます♪