ロンドン大学SOAS・東日本震災チャリティ音楽会
新聞などでも連日のように、「今日はインドの△△より気温が高い」とか「昨日はスペインの◇◇より暑かった」とかヌカ喜びの報道をしています…たまたまその日に限って、彼の国の一部地域が悪天候だっただけだと思うのですが。笑
そんな夏の匂いが漂っていた月曜の宵。ロンドン大学SOASへ行くため、最寄駅ラッセル・スクエアへ。
何故ならそこで、東日本大震災復興支援チャリティを兼ねた、邦楽コンサートがあったからです。
SOASは、SCHOOL OF ORIENTAL AND AFRICAN STUDIES(東洋アフリカ研究学院)の略名。文字通りアジアとアフリカ、それと現在では中近東に関する研究機関です。長~い名前だから、SOAS=ソーアスと呼ばれています。
日本も研究対象に含まれているのは勿論ですが、日本の大学とも数多く提携していて日本人学生も沢山ここで学問に励んでいるんですよー。
そんなカレッジの教授陣と学生たちが中心となって開催されたコンサートは、来場者も・・・一部の人々(←例えば私ですね)を除いて、全体的にアカデミック!!!
会場に入った瞬間、その雰囲気にちょっと緊張しちゃいました~。邦楽や日本文化について小難しいレクチャーされちゃったら、どーしよー?!汗。。。
でもコンサートが始まったら、そんな不安は吹っ飛びました!
三味線歴35年のキャリア!
白髪に白ヒゲで背の高い、着物姿の紳士がヒューズ教授です。
彼が率いる日英混合の邦楽チームには、先日アクトン前田学園の夏祭りでも演奏していた市川響(ひびき)サンも。三味線・笛・和太鼓のリズミカルな演奏で、金髪のシルヴィアさんと大和なでしこヨシエさんらによって唄われたのは、
さいたら節(宮城県)
弥三郎節(青森県)
会津磐梯山(福島県)
南部牛追い唄(岩手県)etc.
など、合わせて10曲ほど!目をつぶって聞いていれば、全員日本人による演奏としか思えない完成度でビックリでした。
ヒューズ教授の軽妙洒脱なトークで進行して、日本の民謡に馴染みのない英人にもそれぞれの唄の意味やバックグラウンドが判るよう工夫された構成が、さすが教育者!って感心しちゃいました。
第二部は、邦楽界では有名らしく外国でも旺盛に活動している木村俊介&小野越郎の両氏による、津軽三味線デュオ。これがもう、パワフルで格好よくって、も~凄かったんです。
今まで私が抱いていた「邦楽」のイメージを刷新する、とても魅力的な演奏でした。例えばロドリーゴ・イ・ガブリエーラのようなギター・デュオに匹敵する、聴く者のハートを熱くするリズムと旋律・・・。
(聴いてみたい方は、このコンサートでもオープニングで演奏した「忍者」のユーチューブがお勧めです♪)
こんなに充実したコンサートを鑑賞する機会に恵まれて、とても幸運でした・・・。
なお、入場料の£5のうち£2はジャパン・ソサエティを通じて東日本大震災の災害救助基金に寄付され、更に会場入り口でも募金が行われていました。
伝統的な民謡とニュー・ウエーブ邦楽を堪能しただけでなく、あの会場にいた全員が東北地方の人々へそれぞれの想いを馳せているのが感じられて・・・心に残る、素晴らしい夜を過ごしました!
★★★イギリスの日本人コミュニティ、皆さんが頑張って地震・津波被災地の支援イベント・募金活動をしています♪ 下記のリンクに、それら支援活動の告知板があります。オンライン・ジャーニー
英国ニュースダイジェスト
ジャパン・アップデート
私も出来るだけ参加してるので、偶然お会いしちゃうかも?!★★★
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って実感してとても嬉しく、私の元気の素になってます♪