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魅力的なフジコ・ヘミングさん

X君と一緒に行くつもりで2枚のチケットを買った、フジコ・ヘミングさんのピアノ・コンサート。彼が仕事で行けなくなっちゃったので、ご近所友達のデザイナーNさんをお誘いしてカドゥガン・ホールヘ行ってきました!

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フジコさんに関しては、聴覚障害を乗り越えて云々・・・という事が有名だけど。私はそれよりも、雑誌などのインタビュー記事で「すっごく個性的な人だなぁ~」っていう印象を強く抱いてて・・・いつか彼女のコンサートを体験したい!と思っていたんです。それがやっと実現して、とても嬉しい♪

そしてこのコンサートは、収益金の一部が東日本大震災で被災した動物たちの救護をしている「どうぶつ救援本部」と、英国の動物愛護団体「セリア・ハモンド・アニマル・トラスト」に寄付される、チャリティ・コンサートでもあります。

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お客さんは8~9割方の入りで、もちろん多くは日本人の方々でした。

ポツポツと散見する英人(とゆーか非日本人)も、大半が日本人パートナーや友人と一緒。日本では彼女の半生を追ったTV番組がきっかけで人気に火がついたフジコさんだけど、イギリスでは無名に近いから当然かな。

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そして7時半に開演。私のお目当て曲はムソルグスキーの「展覧会の絵」だったので、それを演奏した後半は特に良かったです!

「展覧会の絵」っていうとラヴェルが編曲したオーケストラ・バージョンのほうが聞き慣れてる感じだけど、元来はピアノ組曲。ムソルグスキー本人が友人の遺作展に行って、そこで見た10枚の絵の印象を元に作曲したんだって。

絵画というヴィジュアルなものを音楽で表現したこの作品は、個展を開くくらい絵画にも情熱を傾けているフジコさんにぴったりな曲!すごくイキイキと楽しんで弾いてるような気がしました。

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(お写真は、こちらのサイトからお借りしました)

よく写真で見かけるこの白いストールを今日も後半は身につけてて、前半ではもうひとつフジコ・ファッションとして有名なジャパニーズ・キモノを独特に着こなしたあで姿。独自の美意識と信念を貫いているのが、カッコイイな~☆

純粋なクラシック音楽ファンによると、彼女の演奏はミス・タッチが多くてひどいっていう批判も多いそうだけど、私はそんなにクラシック音楽に造詣がないんで分りません。それに、演奏テクニックに難点があっても人気のあるミュージシャンは沢山いますよね。

そんなミュージシャンはルックスが良かったり、或いは事務所によるイメージ戦略が巧み★だったり、人気の秘密は色々でしょうが・・・強烈な個性ってのは、その中でも大きいんじゃないかな。本人自身の個性も、「自己表現」というアートだもの!

演奏後、鳴り止まない拍手を送ってくれる観客に、お辞儀を繰り返すだけじゃなく何度か「チュッ」と投げキッスで応えるフジコさん。とても魅力的なアーティストでした♪

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最寄りの地下鉄スローン・スクエア駅前には、噂のチャリティ・イベント「ビッグ・エッグ・ハント」の卵が一個ありました。

装飾的な卵のバックには、派手派手どピンクの木蓮。。。 今頃、日本は桜の満開シーズンが近いのかな~と思うけど・・・そんな懐かしい日本とは一味違うロンドンの、春の夜でした。


★★★イギリスの日本人コミュニティ、皆さんが頑張って地震・津波被災地の支援イベント・募金活動をしています♪ 下記のリンクに、それら支援活動の告知板があります。オンライン・ジャーニー
英国ニュースダイジェスト
ジャパン・アップデート
私も出来るだけ参加してるので、偶然お会いしちゃうかも?!★★★


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「わぁ、沢山の方が読んでくれているんだ…」
って実感してとても嬉しく、私の元気の素になってます♪

by londepa | 2012-03-25 12:27 | 音楽・映画・本・アートetc. | Comments(7)
Commented by micoroni at 2012-03-26 01:51
こんばんは!
ロンパラさんもコンサートに行かれてたんですね!
私もです♪
彼女の演奏はとても人間味があってとっても素敵でしたよね!
コンサートホールの桜!?もとっても幻想的で素敵な一夜でした♪
Commented by TOMOKO at 2012-03-26 09:46 x
ふじこさんの演奏についての批判は、私も聞いたことがありますが、音楽というのはテクニックじゃないので、心に響く魅力があれば素晴らしい演奏家と言えるんじゃないでしょうか?批判をする人の演奏が実に退屈だったりしますからね。

ところで日本の桜ですが、今年は寒い冬がまだ終わっていません。ここは東京郊外ですが、今朝の最低気温は1℃。
最高も10℃ぐらいだそうです。桜のつぼみはまだ固いままです。春が待ち遠しいです。
Commented by londepa at 2012-03-26 14:53
micoroniさんもコンサートいらしてたんですね~。ずーっと一度は生で彼女の演奏を聴いてみたいと思っていたので、とても貴重な体験でした。

会場や周辺の雰囲気も良かったし、とても素敵な春の宵でしたよね♪
Commented by londepa at 2012-03-26 15:02
TOMOKOさん、本当に仰る通りだと思います!

もちろん中にはルックスや他の面重視で売れているアーティストもいるとは思うけど、それも含めてクラシック音楽だって他のジャンルと同じくらい人気商売(=人々がその人の音楽やスタイルを隙かどうか)じゃないかな、と。

フジコさんは聴覚障害を乗り越えて・・・etcという事が最初に注目されたきっかけでも、彼女の独特な個性がにじみ出た演奏が私たちの心に訴えてくるんだと思います。

日本、寒いんですねー。いつものロンドンと逆で、これも異常気象なのかもしれません。春の風邪にお気をつけて!
Commented by ろんぱら at 2012-03-26 21:53 x
TOMOKOさん、昨日のコメお返事に漢字の間違いがあったので謹んで訂正を・・・。

(=人々がその人の音楽やスタイルを、「好き」かどうか)

です!でも聡明なTOMOKOさんなので、きっと判って笑って見過ごしてくれたと思います。^^
Commented by TOMOKO at 2012-03-27 13:19 x
ご丁寧なコメントありがとうございました。
もちろん私もしょっちゅうこんな変換ミスをしていますから、全く沖になさらないでください。これからもブログを楽しみにしています。
Commented by londepa at 2012-03-27 21:27
ありがとーTOMOKOさん!ブログ本文でも時々ヘンな変換のまま気付かなくて、姉Fちゃんから「それ新語?」なんて校正されてます。日々精進ですね。。。

これからも楽しく読んで頂ければ、とても嬉しいです。早く日本も、春うらら♪の陽気になると良いですね・・・!
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お気楽ごくらく♪ロンドン&カントリーサイド半々の暮らしぶりを綴ります。


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