スティーヴン・サットンという青年のこと
15歳の時に大腸ガンと診断されてから約4年の闘病生活で数々の手術や治療を繰り返したものの、やがて医師たちから「これ以上の治療不可能」と言われる状態になったのですが・・・それから彼は、大きな決断をします。
まずバケツのリスト(=死ぬまでにやりたい事のリスト)を作って、それを実現していく自分の様子をソーシャル・メディアにアップ。そして多くの人々に呼びかけて、青少年ガン患者を支援する慈善団体への募金を呼びかけました。
リストに挙げ、実現していった数々の夢とは・・・スカイダイビングしたり、象をハグしたり、好きなミュージシャンのギグに行ったり、フットボール選手や芸能人と会ったり。「タトゥーを入れること」を実現して、お腹の手術跡に切り取り線に似せた点線と小さなハサミの絵!!!の刺青を入れたり★
残された命を一日一日、眩しいくらいの笑顔で生き生きと過ごす彼の様子が多くの人々の胸を打って、どんどん共感の輪が広まったんですね。そして最初は1万ポンドを目標としていた募金額を遥かに超えて、300万ポンド(約5億円)以上の寄付を募ったんです。
「人生の長さではなく、何を達成したかを大切にしたい」と語っていた彼は、こうして19年の短い生涯を終えました。何よりも彼のすごいところは、決して「お涙ちょうだい」的な闘病記にはならず、絶えず明るいユーモアで皆に愛と勇気を与え続けた事!!!
こんな素敵な若者がいるなんて、それに比べて私は・・・と自らを省みる人も多いと思います。私もそう。考えてみたら彼と同じく大腸ガンと診断・手術されてから、あっという間に2年が経ちました。これからも再発や転移の可能性があるっていつも頭の片隅では不安で、消極的というか手抜きな生き方をしてるかも。
「背すじをピシッと伸ばして、悔いなく生きてけよー!」って、彼の声なき声が聞こえるような気がします。・・・合掌。
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