シッポのついたお坊様@リラの僧院
創設は10世紀に遡るらしいけど、現在の位置に再建されたのは14世紀だそうです。
リラ山脈の中にあって、雪の残る山々をバックにして立つ姿がカッコイイ。昨日いろは坂の事に触れたけど、山の中にあって色彩豊かで・・・と、やっぱり東照宮に通じるものがある感じ?
中心にあるカラフルな教会は19世紀のもの。その周りをぐるーっと囲むように、修道士たちの地上4階建て(地下も入れると5階建て)の住居があるの。今は修道士8人くらいらしいけど、往時は大所帯だったんですね!
このフレリョの塔を始め、14世紀に建てられたのも幾つか残ってます。横から見ると、前面部に建て増しされた部分があって・・・
建て増し部分の一階は、聖なるお土産屋さんになってましたー。^^
赤っぽいレンガと白いレンガの縞々模様、明るい色彩遣いがユニーク!井の頭公園に行ったついでに見たまことちゃんハウス(楳図かずおセンセイのお屋敷)を思い出しちゃった。
教会の回廊に描かれた絵は、極彩色の絵本みたい!!!
ガイドのジョージさんが、「昔は字の読めない人も多かったから、この絵で信心の大切さを分かりやすく説明していたんですよ」って分かりやすく説明してくれました。例えば、下の絵。↓↓↓
【左の図】清い心をもって信仰を篤くすれば、背後で天使がタンバリン(?)持って歓喜のダンスしてますが・・・【右の図】悪魔の囁きに負けて黒い欲望に陥ると、天使が「ダミだこりゃ~!」って頭を抱えちゃうわけです。
教会の中は、祭壇やフレスコ画などお見事でした!内部の撮影はNGにつき、絵葉書でちょっと片鱗をば。
そういえば、この真ん中に描かれている長ーい黒ヒゲの聖人(か聖職者)の出で立ち!僧院でも他の教会でも、こういう黒ヒゲのお坊様を何度も見かけました。
外に出たらFちゃんが、「あそこにいるのも、きっとお坊さんよ!ここに住んでるっぽいもの~。」と言うので見たら、
シッポのついたお坊さん。階段に腰かけてサンドウィッチを食べてた観光客から、喜捨にあずかっていらっしゃいました。
予防接種済みのシルシに耳にタグを付けてるので、まあ野良犬とも言えます。^^
仕事でよく来るガイドのジョージさんが、「この子は生後4カ月。」って言ってました。大人になったら、すごく大きくなりそう~。良い所に棲みついてラッキーだったね!
門前の小僧・・・って言いますもんね。毎日ホンモノのお坊様たちの礼拝や説教を聞いて暮らしてるこの子たち、きっと徳を積んでるに違いありません~♡