タイのバス事故で亡くなった青年達の追悼ベンチ
2か月ほど前、友達とランチした土曜日のこと。案の定とゆーか例によってとゆーか、すごいお腹いっぱい食べちゃったので・・・テムズ川のサウス・バンクを何気にお散歩してました。
でも微妙~な天気で、時々にわか雨がシトシト降ったり。かと言って折りたたみ傘を開くほどじゃないし・・・という、誠にロンドンらしい(笑)どっちつかずの空模様。
東京に移住してしばらく経った頃のE君が、「日本の雨って大粒で痛いね!」と言ってたくらい、雨の表情が違うな~って私も時々思います。^^
そこで妥協案として、プロムナードの並木下を歩くことにしました。
途中で見かけた、イイ感じのブルースを演奏する二人組。味のある歌声は帽子をかぶった彼からで、金髪ロンゲの彼は面立ちがロビン・ザンダー似・・・で、思わず小銭をギターケースに入れちゃった♪ 何しろ今は更生したとはいえ、腐女子上がりですから私。
(って、ここまで書いてて気付いた!ロビン・ザンダーを知ってる人って、今どれくらいいるんだろう?昔々その昔、チープ・トリックというバンドがありまして・・・以下略)
「良い唄ですね~、私ブルース好きですよ」
「ありがとう!してアナタは何処から?」
「まあ元は日本ですけど今はイーリング区の端っこで。そうそう、7月にイーリング・ブルース・フェスティバルあるの知ってるかな・・・」
「へえ~、何日にあるんですか?行きたいなー」
「確か7月末の土日だったかも。。。」
「行く行く!イーリング行く!!」
みたいな会話も交わし、若きブルース・ミュージシャンと地元イーリング区の橋渡しをしたような錯覚に酔いしれて更にずんずん歩いたところ、
奇妙な形のベンチに出会いました。何だろう、これ・・・?以前ここを歩いた時は見かけなかったから、最近の設置なのかしら??
THE THAMES WILL CARRY HER SONS FOREVER
BRUNO + CONRAD + MAX
1991/2 - 2011
と彫られていて、すごく引っ掛かったんだけど、他には何の手がかりもないベンチ。(母なる)テムズは息子たちを永遠の流れにのせて・・・って短い言葉には、どんな意味が込められているんだろう?
と家に帰って調べたら、この三人の青年ブルーノとコンラッドとマックスは皆その時19歳で、2011年6月27日にタイでバス事故のため命を落とした仲良し三人組だった事を知りました。
(画像はザ・ガーディアンより)
東ロンドンで育ったブルーノとコンラッドは11歳の時から、そしてマックスも高校からの親友になって・・・大学入学前のギャップイヤーを利用して2か月の冒険旅行をするために皆、ウエイターやライフガードのアルバイトをして旅費を貯めたんだそうです。
なのに旅の四日目で、バンコクからチェンマイへ移動するため乗っていたバスが事故を起こして、、、タイの後はカンボジアやヴェトナムにも行く計画だったのに、一瞬にして若い命が失われたのでした。
多分、4年前のその当時も、私は通勤途中の新聞で読んでいた筈だけど・・・ああ事故っておっかないよね!くらいで、世界でも卑近な周囲でも毎日のように大小の事件や事故が起こるうちに、忘れていたんだと思います。
もう2か月も前に一瞬、通りかかっただけ。
なのに今で心に突き刺さる、奇妙な形のベンチです。
*********************
本日も読んで頂いてありがとうございました!
↓ ランキング応援クリック、よろしければお願いします。
にほんブログ村
★「地球の歩き方」特派員ブログ★も、何とかやってますー。
ロンドンまたはイギリスに初めて来る方にも分かりやすく、親しみやすい内容にしようと思ってますが・・・実は自分でも不安です!笑 週イチ更新の予定。たぶん。^^;
でも微妙~な天気で、時々にわか雨がシトシト降ったり。かと言って折りたたみ傘を開くほどじゃないし・・・という、誠にロンドンらしい(笑)どっちつかずの空模様。
東京に移住してしばらく経った頃のE君が、「日本の雨って大粒で痛いね!」と言ってたくらい、雨の表情が違うな~って私も時々思います。^^
そこで妥協案として、プロムナードの並木下を歩くことにしました。
途中で見かけた、イイ感じのブルースを演奏する二人組。味のある歌声は帽子をかぶった彼からで、金髪ロンゲの彼は面立ちがロビン・ザンダー似・・・で、思わず小銭をギターケースに入れちゃった♪ 何しろ今は更生したとはいえ、腐女子上がりですから私。
(って、ここまで書いてて気付いた!ロビン・ザンダーを知ってる人って、今どれくらいいるんだろう?昔々その昔、チープ・トリックというバンドがありまして・・・以下略)
「良い唄ですね~、私ブルース好きですよ」
「ありがとう!してアナタは何処から?」
「まあ元は日本ですけど今はイーリング区の端っこで。そうそう、7月にイーリング・ブルース・フェスティバルあるの知ってるかな・・・」
「へえ~、何日にあるんですか?行きたいなー」
「確か7月末の土日だったかも。。。」
「行く行く!イーリング行く!!」
みたいな会話も交わし、若きブルース・ミュージシャンと地元イーリング区の橋渡しをしたような錯覚に酔いしれて更にずんずん歩いたところ、
奇妙な形のベンチに出会いました。何だろう、これ・・・?以前ここを歩いた時は見かけなかったから、最近の設置なのかしら??
THE THAMES WILL CARRY HER SONS FOREVER
BRUNO + CONRAD + MAX
1991/2 - 2011
と彫られていて、すごく引っ掛かったんだけど、他には何の手がかりもないベンチ。(母なる)テムズは息子たちを永遠の流れにのせて・・・って短い言葉には、どんな意味が込められているんだろう?
と家に帰って調べたら、この三人の青年ブルーノとコンラッドとマックスは皆その時19歳で、2011年6月27日にタイでバス事故のため命を落とした仲良し三人組だった事を知りました。
東ロンドンで育ったブルーノとコンラッドは11歳の時から、そしてマックスも高校からの親友になって・・・大学入学前のギャップイヤーを利用して2か月の冒険旅行をするために皆、ウエイターやライフガードのアルバイトをして旅費を貯めたんだそうです。
なのに旅の四日目で、バンコクからチェンマイへ移動するため乗っていたバスが事故を起こして、、、タイの後はカンボジアやヴェトナムにも行く計画だったのに、一瞬にして若い命が失われたのでした。
多分、4年前のその当時も、私は通勤途中の新聞で読んでいた筈だけど・・・ああ事故っておっかないよね!くらいで、世界でも卑近な周囲でも毎日のように大小の事件や事故が起こるうちに、忘れていたんだと思います。
もう2か月も前に一瞬、通りかかっただけ。
なのに今で心に突き刺さる、奇妙な形のベンチです。
*********************
本日も読んで頂いてありがとうございました!
↓ ランキング応援クリック、よろしければお願いします。
にほんブログ村
★「地球の歩き方」特派員ブログ★も、何とかやってますー。
ロンドンまたはイギリスに初めて来る方にも分かりやすく、親しみやすい内容にしようと思ってますが・・・実は自分でも不安です!笑 週イチ更新の予定。たぶん。^^;
by londepa
| 2015-07-18 09:03
| お散歩てくてく
|
Comments(0)