あなたが見たいと言ったから 10月17日はフリーメイソン記念日
私は以前、どなたかのブログで読んだ事あったから存在だけは知ってた、、、けど当時は「内部の写真撮影禁止」って書いてあったので、その途端に興味を失ったんですね。笑
という事で、お初のフリーメイソン博物館です。ロンドンにあるイギリス本部(地下鉄ホルボーン駅から歩いて数分のでーっかい建物)の中にあります。
つまり博物館に入る時は、会員諸氏と同じ正面玄関から入るんですよー。それっぽい方々は皆とても身なりが立派で、いかにも的に恰幅の良い人が多い~。やっぱ場違いな不審者になった気分で、ちょっとドキドキ。
入ってすぐ受付デスクがあるので、「あのあのえーと博物館に行きたいんですけども~」と言ったら、「その階段を上がって1階(日本でいうと2階)にありますよ」って笑顔で教えてくれました。良かった~~追い返されなかった!笑
そして博物館(ギャラリーや図書館)に入ってからも、神妙にオズオズと見渡していたら・・・係の青年から話しかけてきて「写真も撮っていいですからね~♪」と快活に言うわけ。もう超フレンドリーなの。数年前までは撮影禁止にしてたけど、今はOKなんだって。
だから沢山、撮りました!しかし問題は、それが何なのかイマイチよく分かってない事かな。笑
いや~博物館に行ってはみたものの、今でもフリーメイソンて実体がよく分からなくて、、、だって秘密結社とか言われてるし、謎めいてるじゃないですか!
もちろん展示品の横にある説明書きを、ちゃんと読めば大体は分かるんですよ。このエプロンは、セレモニーの時に着用するそうです。
メイソンって元々は「石工」つまり石を加工する職人さん。じゃあフリーメイソンだと自由な石職人??エプロンもその由来らしく今も正式行事で着用するし、石工のお道具だったコンパスや三角定規がシンボルに用いられてます。
その起源は14世紀にまで遡るんじゃないかって説もあるけど、どうも定かじゃなさそう。それに正確を期するとフリーメイソンというのは会員の事で、団体名はフリーメイソンリー(←私は無視してフリーメイソンと書いてます)。秘密結社というよりも、任意の互助会または友愛結社みたいなもん?
このプロビデンスの目(神が全てお見通ししてる目)もシンボルの一つみたい。とはいえフリーメイソンは特定の宗教に属してないので、この神ってのは古代から太陽・月・星を三位一体にした「究極の神」。
宗教や民族の壁がなかったのは、各国に拡がった大きな理由だろうねーとFちゃん。おおナルホド、だからフリーメイソン・マトリョーシカまであるんですね♡
所々に「ダビデの星」もあしらわれてるんだから、ユダヤ人またはユダヤ教徒が少なくない筈。なのにキリスト教徒でも仏教徒でもイスラム教徒でも、もちろん日本人でも入会OK!^^
じゃあ完全バリアフリーなのか?つーと、基本的に男性しか入れなかったり(会員の妻や娘には女子部みたいな会があるらしい)、それなりの収入があって経済的に安定してなきゃダメだったりします。
こっちのバカデカ椅子は、のちに英国王となったジョージ4世が王子時代に、ここのアタマだった頃のもの・・・って暴走族じゃないんだから。笑 正式にはグランド・マスター(大親方)って役職名。他にも徒弟や職人という階級があるのが、石工職人互助会の名残りっぽいんですけど~。
とにかく前出の係員青年によると、ジョージ4世は200キロを超える巨漢だったのですって。ゾウが踏んでも壊れないサンスター筆箱くらい頑丈な、1791年に製造された椅子。
とまぁ、想像していたより面白かった!会員の方々がどれくらいの会費(?)を納めてて如何ほどの恩恵に浴しているのかサッパリ分からないけど、ユニークで平和的な機関なんだろなーと。
そういえば以前お勤めしてた会社の幹部の中に、一人フリーメイソンがいたっけ。。。ユダヤ系で恰幅と押し出しが強くて、今になって思えば「確かにソレらしい!」という男性でした。
同僚イギリス人たち(平社員)が、「彼フリーメイソンなんだって。知ってる?特殊な握手とかするんだよ」と教えてくれたんですよ。秘密結社、あんまり秘密じゃないじゃん!
と思ったのも、懐かしい思い出ですー。(・∀・)
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ロンドンまたはイギリスに初めて来る方にも分かりやすく、親しみやすい内容にしようと思ってますが・・・実は自分でも不安です!笑 週イチ更新の予定。たぶん。^^;