ポップと諧謔のネオンサイン・アート☆彡
キャンディ・カラーのハート達とともに、ジーザズが両手を広げて歓待してくれるんですよ!
という祝福に包まれて(?)道案内をしてくれたねこなすちゃんと一緒に、目くるめくネオンサインの不思議空間に迷い込んでみました~~!
ここはウォルサムストウ出身のネオンサイン・アーティスト、故クリス・ブレイシー氏のアトリエ兼ギャラリー。
2014年秋に彼がガンによって他界(享年59歳)した後も、妻と3人の息子が引き継いで週に三日(金・土・日)だけ一般に公開しているそうです。
中にはカフェもあって、その名前がまた洒落てる♡
「ザ・ローリング・スコーンズ」!^^ もちろんカフェ・エリアだって数多のネオンサインや、主に廃物や古物(ジャンク)に手を加えたアート作品が所狭しと。
父親は、南ウェールズ出身の元炭鉱夫。ロンドンの下町ウォルサムストウに移り住んで、看板や電飾を生業としました。そんな家業を継いで、ソーホーのポルノ・ショップや覗き部屋などのネオンサインに手腕を発揮したクリスさん。
「この仕事を始めてから20年の間に、ソーホーにあるセックス関連ビジネスの99%は手掛けたよ」という彼は、その独特なセンスを見出されて数々の映画セットやファッション、リテール等でも大人気のアーティストとして活躍しました。
例えば、自由の女神像レプリカには「I'm waiting for my man」と大書されていたり。
「Erotic Show」という看板を掲げた小屋の前では、
ルイ・ヴィトン柄の衣を着て、羽根にはシャネルのロゴ付き!という天使が、電話機を抱えていたり・・・。
じゃあ、エロティック・ショー小屋の中は?と覗いてみれば、
両手に銃を持つジーザズがいるんですけどー!!!という具合。カラフルで明るいネオンの光に彩られていながら、ペーソス溢れる作品が印象的でした。
そんな社会風刺・諧謔のセンスはきっと、廃坑によって職を失い故郷ウェールズを離れてロンドンに活路を見出した、苦労人の父親から受け継いだものも大きいんだろうなぁ、、、
なーんて事など考えなくても、十分に見応えあります!前述のように金・土・日しか開いてないので、そこんとこ要注意ね。
神様のゴミ置き場、週休4日制です♪
(^◇^)
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