グリーンパーク駅の隣りにあるリッツ・ホテルあたりから始まって、パーク・レーンはロンドンの名だたるホテルが目白押しです。
ドーチェスター、グロヴナー、ヒルトン、インターコンチネンタル・・・パーク・レーンなんかじゃなく、「ホテル通り」と名称を変えた方が良いくらい。ハードロック・カフェから車に戻るまでに通りかかっただけでも、このシェラトン・パークレーンもあるし、
シェラトンとハードロック・カフェの間には、アセナム・ホテルもありました。
さて、アセナム・ホテルですが・・・外壁の一部が植物で覆われていて、とてもユニークな外観です。道行く人が立ち止まって見上げたり写真を撮ったり・・・もちろん、私もその一人でした!
これは、フランス人植物学者にしてアーティストの、パトリック・ブランという人の作品なんだって。このアセナム・ホテルには、Living Wall by Patrick Blanc という表示が出ていました。
世界中200ヶ所以上に、「緑の壁」とか「垂直庭園」と呼ばれる、彼の造った壁があるんだそうです。日本でも、金沢の21世紀美術館や大阪のブティックなどで見られるらしい。。。 へぇ~、知りませんでした!(もっと彼の作品を見たい方は、
こちらのリンクからどうぞ!)
都市の緑化とアートが合体していて、見ていると自然に心がゆるゆる~と和みます。でも、殆ど空中でビル風吹きっさらし&本物の土も使ってないんだから、メンテナンスには独特の技術や知識が必要みたい。
実はロンドンのイズリントン地区で、区の児童会館みたいなところでも似たような試みをしたのですが、見事に全部枯らして大失敗だった!という報道がありました。そのイズリントンの失敗例はブラン氏の手掛けたものではなく、地元の造園会社による意欲的な試みだったらしいけど・・・見よう見まねでは、難しいんですねーきっと。
国や都市によって違う気温や乾燥度・湿度に合わせて、その場所に適した植物を選んで計算されたメンテナンスをしないと、すぐにイズリントンの失敗壁になってしまいそうです。
土地は狭いながら、まだまだ大きな公園が多くて救われるロンドンですが・・・こういう緑の息吹きを感じられる壁こそ、東京のような都会にもっと増えればいいなぁ~♪ と思ってしばらくの間、惚れぼれと見上げてしまいました。
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