人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ガーリックづくし!!!

私がちゃんとお料理をするのは、たま~にAちゃん&J君と3人でご飯たべる時くらいです。平日は帰宅時間が違うので別々だし、週末はたいてい私がX君ちに行っちゃう・・・つまり3人で食べる機会は、とっても少ないのです。(J君がベジタリアンって事も、私が積極的に3人で食べようと努力しない遠因かな・・・)

1人分の夕飯やお弁当は手をかけないし、そもそも料理というより「残り物まぜこぜディッシュ」って感じ。笑 しかも、乾物や調味料ならば賞味期限切れだって平気で使うしー。

そこで必然的に、料理らしく見える写真というと、外食かX君が作ったものが多いんですが・・・たまった写真の整理をしていて、つくづく彼の料理に欠かせないものって、

☆にんにく
☆オリーヴ油
☆酢&レモン
☆ハーブ(横綱はオレガノ)


だな~!と、改めて感心しちゃいました。しかも、それらの使用量がハンパじゃないよ!例えばオリーヴ油なんか、「たら~り…」じゃなくって、「だばだばだば~~~っ!」とかけます。

で、今日はX君のガーリック使用量について。では、例題です・・・。
↓ このラムもも肉ロースト。表面を覆っている、こんがり焦げたモノは何でしょう?
ガーリックづくし!!!_a0123372_6223643.jpg
一見、パン粉かな~と思いますよね?あははっ。でもコレ、

全面的にガーリックですよ!!!
パン粉に見えるのは、ガーリック。


この時は、にんにく5~6片をクラッシャーで潰したものに乾燥オレガノを混ぜて、肉の表面に塗り塗りしてました。更に、皮付きのまま野菜と一緒にローストしたのも、1人4~5個ずつくらい一緒に食べます。だから、合計15片くらいのニンニクを、2人で食べたことに・・・。

ニンニクくっさ~? ん~それが・・・2人で食べてるから、実感なし。どちらか一人だけがこんな食事をしてたら、「半径1メートル以内に接近するな~っ!」と怒っちゃうかもね。

ガーリック・ブレッドの作り方も、私が今まで知っていた調理法と、か~な~り~違いました。
ガーリックづくし!!!_a0123372_6411161.jpg
私が従来、正しいと思っていたガーリックブレッドの作り方は、

①すりおろした(或いはクラッシュした)ニンニクをバターに練りこんで、
②あればパセリのみじん切りも混ぜて、
③それをパンの表面に塗ってから、オーヴンで焼く。


というものでした。しかし!彼のは、

①まずオーヴンで、スライスしたパンをこんがり焼く
②レモン果汁・その倍量のオリーヴ油・塩胡椒・オレガノを混ぜる
③生ニンニク3片くらいを、極みじん切りにしておく
④焼けたパンに、②を回しかけた後で③をトッピング。


つまり、生ガーリックをトッピングしたブレッド・・・もちろん、パンチのきいた味ですよ!
最初はビビったものですが、慣れるとしみじみ美味しいです♪ イタリアンな前菜のブルスケッタに近いけど、もっとハードにガーリッキーなのが特徴!

これがギリシャ料理の一般常識なのか、彼だけの傾向なのかは・・・他にギリシャ人を身近に知らないので、分りません!!!(まあ日本の料理だって、作り方や味の好みは十人十色ですからねー。肉じゃがだって、味噌汁だって、自分ちの味はよそんちと違うし・・・)

そんなガーリック・ブレッドと共にいただいた先日のお料理には、珍しくビートルートが登場しました。
ガーリックづくし!!!_a0123372_7184621.jpg
ロシア料理ボルシチに入っているから、私はずーっと寒い国の野菜だと思い込んでいた・・・実は、南欧原産だったんだねぇ~。じゃあ、ギリシャにあっても不思議はないワケだ。(*)

それでX君がいうには、「ギリシャでは、ビートルートは魚とガーリック・マッシュポテトと食べるのが一般的なのだ」と言い張ります。。。そんな食べ合わせ、聞いた事ないよ!それって、アナタのご実家だけの創作料理なんじゃないの???

と疑心暗鬼なのですが。とにかくその晩、ビートルートと共に食卓に並んだのは・・・
ガーリックづくし!!!_a0123372_7252850.jpg
ガーリック・マッシュド・ポテイトーゥズ。

作り方は、茹でたじゃが芋をマッシュしたら、生ニンニク数片をクラッシャーで潰して入れ、オリーヴ油もだば~っと入れ、塩コショウののちワイン酢も大匙2杯か3杯。

マッシュポテトというと、クリーミーな優しい味を思い浮かべますね?これは酢やフレッシュガーリックが効いているので、どっちかつーと「滑らかなポテトサラダ」というお味で、割とイケます☆
ガーリックづくし!!!_a0123372_7323884.jpg
それに、先述の生ガーリック・ブレッド。魚はコッドに衣がついた状態で、「あとは焼くだけ」タイプのを買ったそうです。
ガーリックづくし!!!_a0123372_734327.jpg
こういう一品になりました!やっぱり見た感じ、ピンとこないでしょ?でも食べてみたら、あーこういうのも良いねー、という組み合わせだったんです。

淡白な風味のコッドに、ニンニク風味の副菜2種、そしてそのニンニク風味を緩和するような甘味のビートルート。魚&ニンニクっていうのは、日本だと鰹のタタキではお馴染み。ビートルートは、別皿に盛った大根の煮付け・・・と思えば、そういう食卓もあるよねって感じでしょうか。

他にもいろいろ、「これはギリシャ風なのか、それとも彼の独創料理なのか?」と判断しかねる時もありますが・・・私の無国籍かつ残りもの寄せ集め料理が、日本の料理を代表できないのに比べれば、充分に正統派ギリシャ料理かな?!

(*) じゃあ、南欧原産のビートルートが一体どうしてロシアでボルシチに煮込まれちゃったのか?って、しばらく考えてたら・・・・「あっ!正教つながりかも~!」と閃いたんだけど、どうでしょうか~。

ギリシャ正教とロシア正教の、お坊さん親睦会とかで・・・「これ、オタクにない珍しい野菜のお土産~♪」とか言って。笑 で、よく分らない野菜もカレーに混ぜちゃえば何とかなるのと同じで、「う~ん困った、食べ方わかんないからシチューに混ぜちゃえ」って・・・?!



++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
「おきらくごくらくロンパラの輪っ!」
これを↓クリックしてくださると、輪が広まるみたい…♪
にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ
にほんブログ村

by londepa | 2010-09-04 08:11 | 美食+B級ぐるめ | Comments(0)
line

お気楽ごくらく♪ロンドン&カントリーサイド半々の暮らしぶりを綴ります。


by londepa
line