昔日のクリスマス
う~ん、ホクストン駅なんてどーやって行くんだべ?ってロンドン交通局の「ジャーニー・プランナー」で見たら、意外と簡単で拍子抜けしちゃった!地下鉄(ディストリクトかハマースミス&シティ)でホワイトチャペルまで行って、地上鉄道の東ロンドン線というのに2駅ぶん乗るだけ。簡単カンタン、楽勝でしたー☆
はっはっは・・・東ロンドン、これでもうシメたも同然よ。苦手意識をもって敬遠しちゃいかんね。習うより慣れろ!あ、たまたま無事に辿り着けただけで調子に乗りすぎか。
既にストリート・グラフィティ観賞やらカフェでブランチやら、かなり寄り道しちゃったし・・・今は日照時間が短いんだから、自己満足に浸ってないでとっとと入館しなければ。
このジェフリー・ミュージアムというのは住居・インテリア・生活様式の博物館。特に年代順の椅子コレクションが有名みたいで、お庭に展示された現代アーティストの作品もこんなのが。
でも今回は、シーズン限定展示の'CHRISTMAS PAST'を見に来たんです。過ぎ去った日のクリスマス・・・昔の人々がどんな風にクリスマスを過ごしたのか、住居を通して見てみましょう~♪
まずは、1630年頃の様子から。約400年前・・・これくらい古いと、何だか中世の雰囲気すら感じますよね?テーブルの上には、ゆで卵や梨なども並んでいます。きっと、その頃はご馳走だったんだろうなぁ。
それから150年くらい経って、1790年頃。下の絵は1803年に描かれたので、きっとこの女性の家にもこういうお部屋があったんでしょうね!
窓辺で女性が書いているのは手紙かしら、それとも日記?・・・衣装といい佇まいといい、ジェーン・オースティンを思い出してしまいました。↓↓↓
ジェーンが享年41歳で亡くなったのは1817年だから、ちょうど年代的にも上のお部屋や窓辺の女性が描かれたのと同じ頃・・・ジェーンが住んでいた家も、やっぱこんな感じでしたよ~。(←詳しくは、こちらの過去ログをどうぞ♪)
さらに時代は変遷して、ここは1870年頃のお部屋です。さすがヴィクトリア時代、さっすが産業革命、さーーーすが大英帝国最盛期!ってくらい、飛躍的に近代化してますよねぇー。家具調度品も、かなり今に通じるセンスになってた感じ☆
1862年に描かれたこの母子も、こんな家に住んでいたんじゃないかな?そして子供たちは、クリスマスのプレゼントに・・・・
こんな動物セットなんかも、もらっていたのかもしれません。それにしても全ての動物が2匹ずつってのは、やっぱクリスチャンらしく「ノアの方舟」に通じる発想なのかな~。^^
それから30~40年後の1900年初頭には、イギリスの住宅に大きな変化が起こりました!!!
じゃじゃーん!さて、何が大変革だったと思いますか?うふふ、それは・・・
電灯が点いたんです!
それまでは蝋燭やオイルランプの陰影礼賛な、言い換えれば夜は暗~~~っい住居だったんですよねぇ。電気のお陰で、夜も明るーい★ 今では当たり前のコトだけど、これって画期的な変化だったろうなぁ・・・・。
そして1960年代、私にとっては何だかデジャヴュ。笑
合板のチープな家具とか、かなり日本の「ザ・昭和!」的インテリアに共通してる気がします。
まあ、日本の場合は1960年代はまだテーブル&ソファよりも卓袱台やコタツが主流だったでしょうが・・・この時代辺りから、西洋と東洋の差異が縮んできたんじゃないでしょうか?
他にも違う年代のお部屋もあったけど、ざっと駆け足で見てみましたが・・・とっても面白かったです!常設展示でも、クリスマスの飾りを除いた状態で各部屋を見られるんですよ。春か夏になったら、そんな「普段バージョン」を見に来ようかなぁ~。
私のような者が見てても楽しいんだから、インテリア・歴史・デザインなどに興味のある方にはワンダーランドみたいな博物館だと思います。もちろん、ロンドンの数ある無料ミュージアムのひとつ。(でも出口近くに有志の募金箱があるので、満足したら小銭を入れて・・・)
今日はクリスマス展示だけご紹介したけれど、館内の他の様子についても・・・また明日、続きまーす♪
★★★イギリスの日本人コミュニティ、皆さんが頑張って地震・津波被災地の支援イベント・募金活動をしています♪ 下記のリンクに、それら支援活動の告知板があります。オンライン・ジャーニー
英国ニュースダイジェスト
ジャパン・アップデート
私も出来るだけ参加してるので、偶然お会いしちゃうかも?!★★★
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