ローマ(7)犬も歩けば遺跡、フォロ・ロマーノ
もしスタンステッド空港を出発するのが一日早かったら、ロンドンの大雪でフライトの約半数がキャンセルされた日だったし、、、更に前週後半にローマ入りしていたら、27年ぶりの寒波で大パニック!市内交通マヒ!って間の滞在となったんですねぇ~(冷や汗・・・)。
そう考えれば、こんなの全然・・・なんてこたぁないよ!!!Y子ちゃん元気だして!声かけていこう、ファイトーっ!!

今日もコロッセオ、閉まってるけどねっ!
中に入れず周囲をウロウロするしかない観光客が大勢いるので、ローマ人も露天のお土産屋さんも商売に精を出していました。それにしても寒風のなか、生足のローマ人。その気骨は誉めてあげようか?

脱力ついでに、コロッセオ駅前の屋台でサンドィッチとドリンク買って休憩~☆

ベンチに座って食べたランチは、サラミとチーズのサンドィッチ。屋台の人が温めてくれたらレタスが焦げたけど、割と美味しかったです。
正午だったから陽射しも強くて、風の当たらない場所に座ってたせいか暖かく感じるくらい。なのに、まだ雪が溶けないなんてね~。コロッセオの近くへ行ったら、中で「ジャリッ、ジャリッ・・・」とシャベルで雪かきしてる音が聞こえたから、今さらだけど多少はヤル気を出してるみたい。
翌日にロンドンへ帰る私たち、でもフライトは夕方7時。だから日中に、三度目の正直を祈ってトライするっきゃないね!さて、じゃあ今日の午後はどうしようか。。。

ガイドブックを見ながら次に行けそうな所を検討。屋外はまた閉まってる可能性があるから、屋内施設が賢明だね・・・・この近くにカピトリーノ美術館があるみたいだから、歩いて行こうか?って事になりました。
コロッセオからカピトリーノ美術館へ向かって歩く途中、左手にこんな広大な遺跡がありました。「フォロ・ロマーノ」、ローマ広場と呼ばれてます。

紀元前6世紀から293年までは、ローマ帝国の政治経済の中心地だったそうです。でも放置されていた期間が長くって、しかも後年は市場がたったりゴミ捨て場になったりして、かなり跡形なく荒れちゃったけど・・・。

19世紀にようやく発掘が始まったものの、失われた部分は多い感じです。犬も歩けば遺跡に当たるローマだから、古いモノをいちいち気にしてられなかったのかもねー。

「シーザー広場」だったエリアの再現図。ローマ帝国の中心地かぁ・・・・当時の様子を想像すると、ちょっとワクワクしちゃいます。

神殿の跡も沢山あるけど、はっきり形状を留めているのは柱くらい。

そんな中で、203年に建てられたという「セプティミウス・セウェルス凱旋門」は、どっしり大きいのが幸いして保存状態が良いほう。パリの凱旋門とかブランデンブルクの門とか、みんなこういうローマ時代の模倣なんだねぇ~~。

紀元前6世紀から293年にかけて、つーと約800~900年の間。。。 だから様々な年代の遺跡が混じり合ってるみたい。国会議事堂、演壇、神殿に仕える巫女たちの家・・・色んな建物がここにあった筈なのに、基礎や柱の根元しか残ってないものの方が多いんです。
その跡をこうやって一望すると、ありきたりだけど「兵(つわもの)どもが夢のあと・・・」って口走りそう。俳句や短歌をたしなむ人だったら、じゃんじゃん名句が詠めそうですよね~。
その後は、ゆるやかな坂道を歩いてカピトリーノの丘を登って・・・・

カピトリーノ美術館に到着~!!あ~、ここも階段の半分はまだ除雪作業中だ・・・。雪に慣れてないローマ、雪かきの手順に四苦八苦してますねぇ。^^
ここの開設は1471年で、1734年からは市民に開放。一般市民に公開された美術館としては、世界最古なんだって。さすがローマ、美術館まで歴史が長いわー。
中学でも高校でも、歴史なんて嫌いでした。テストの為にいやいや勉強してる感じで、年号や人名を憶えるのがすっごく苦痛で・・・でも、こうやって実際に見る歴史って何故か楽しい!
それでは、中に入ってみましょう~♪
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「わぁ、沢山の方が読んでくれているんだ…」
って実感してとても嬉しく、私の元気の素になってます♪



