ロンドンの宝石箱です☆
いや実際、一人で初めて行くとこって神隠しに遭いますからね~。だから時間タップリで余裕かまして行けるような日がくるのを待ってたところ、、、うっかり20年も経ってたわけです。
待てば海路の日和あり。やっと念願のウォレス・コレクションを観る事ができましたー。室内には骨董家具も絵画も彫刻も金銀・陶器もゴマンとあって、その質と量が圧倒的。これが個人所有のコレクションだったなんて、どんだけ?!!ですよね。
ざっと同館のHPやウィキペディア等を斜め読みしたところ、始まりは第四代ハートフォードシャー伯爵のリチャード・シーモア・コンウェイ(1800年~1870年)という人。芸術蒐集に情熱を傾けた彼はフランスとイギリス半々で暮らして、膨大なコレクションを築いたんだって。
でもシュミに没頭したせい?芸術を愛するあまり、生活臭ただよう結婚生活は敬遠??かどーか知らないけど、法的には生涯独身、つまり一度も結婚しなかったんですねぇ。
ははーん、さてはゲイだな伯爵!!!と思うのはブッブ~★早合点。ちゃーんと愛人の女性と子供をもうけちゃってるんです。だから百歩譲ってもバイかしら。^^
イギリスに2つ、フランスにも1つ邸宅を持ってた彼の死後、ロンドンにあるこの館と芸術品の数々を非嫡出の息子であるリチャード・ウォレスが相続したんです。そのリチャードも父の遺志を受け継いで、更に所蔵品を増やしていったのだとか。
(じゃあ、伯爵位は?!・・・それは、伯爵の遠縁のイトコがウォリック州にあるRagley Hallという広大な屋敷と共に継いだんですって。今も九代目が住んどります!)
そして、相続人となったリチャード・ウォレスも亡くなった後、、、未亡人となった奥さんはこの館も美術品も何もかも、ずぇぇーんぶ国に寄付しました!@@
でも、それには只一つの条件があって・・・。
「これら全て、たとえ一品たりとも外部に持ち出したり貸し出してはいけましぇ~~ん!」
って何で武田鉄也。まぁとにかく、ここにある絵画もその他の美術品も、この中でしか見れないんですねー。だから東京やNYやパリなどのミュージアムで「ルーベンス展」が開催されても、
ここにある「虹のある風景」を見る事はほぼ永久にないのだろうし・・・何処かで「フラゴナール展」をやったとしても、
この有名な「ぶらんこ」や、
長すぎる袖に手が隠れてるのが可愛らし~い子供の絵を見ることは、出来ないんです!そうと知ってしまうと、この美術館の貴重さ・特殊性を再確認しますよねぇ・・・。
貸出し料を稼ぐためしょっちゅう営業ばっかり行かされてる他の名画たち(「モナ・リザ」とか。笑)と一線を画している、門外不出アートの数々。ロンドンには大きな美術館が沢山あるから、サイズ的には小ぶりなんだけど・・・まるで小さな宝石箱みたい★
どーやって時間を読むの?!っていう時計もあれば、
陶器のコレクションも見事。
殆どが、セーヴルのもの。さすがフランス暮らし半分ねー。でも、花柄ガーリー炸裂ってわけじゃないのよ。刀剣や甲冑など、武具のお部屋には・・・
大砲もあるでよ!!!!爆
そろそろ、お昼。もうAちゃん達も起き出してる筈だから、明るいサンルーフのあるカフェで休憩してから帰ろうかな。
は~~、来て良かった!絵画だけでも既に挙げたベラスケスやルーベンス、フラゴナールの他にもレンブラント、ブーシェ、ヴァン・ダイク、ティツィアーノ等など予想以上の充実度だったなぁ。。。
そんな幸せ気分でいただいたチーズケーキは、事のほか美味しく感じられました♪
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「わぁ、沢山の方が読んでくれているんだ…」
って実感してとても嬉しく、私の元気の素になってます♪
見ごたえのある館ですね!!今度イギリスに行ったら、絶対に行きたいと思いました。先日の古い歴史ある列車も素敵でした。鉄子としては乗りたかったです^m^
箱も中身も素敵なウォレス・コレクション、次回ロンドンにいらっしゃった時ぜひお勧め!!!色んな意味で、「愛」を感じる空間ですよ♪