ビアトリクス・ポターの運命を変えた城「レイ・キャッスル」
ウィンダミア湖のアンブルサイドから、矢切の渡し風クラシックな木製ボートに乗って辿り着いたのは、なんか妖怪、いや要塞?!みたいに仰々しい門つき埠頭。
そこで出迎えてくれたナショナル・トラストの方が、道案内をしてくれて・・・。
レイ・キャッスル(Wray Castle)という、お城らしき建物に到着しましたー。
ヽ(^。^)ノ
一見、すご~く古くてカッコイイ中世のお城みたいでしょ?
でも、ここ実は1840年にリバプール出身のジェイムズ・ドーソンというお医者さんが、資産家ご出身の奥方と一緒に建てた「なんちゃって古城」なんです。笑 あの埠頭で見た、ものものしい門もそう。
まぁそれだけだったら、19世紀の成金趣味の豪邸で終わっちゃいます。でも、その後が肝心なんですよ!
ドーソン氏の亡き後は甥のエドワード・ローンズリーが相続し、やがて高級貸別荘としても利用されるようになって・・・1882年には、16歳だったビアトリクス・ポターが両親や弟とともに夏の休暇を過ごした館なのです。
そして彼女は初めて訪れた湖水地方をすっかり気に入っただけじゃなく、当主エドワードのいとこハードウィック・ローンズリーらが構想を練っていた自然景観保護運動に大いに共感!現在の「ナショナル・トラスト」の黎明期でした。
それまでは毎年、スコットランドで夏の休暇を過ごしたというビアトリクス一家。たまたま何かの事情でここに滞在した事が、彼女と湖水地方の運命を大きく変えたんですねぇ・・・。
そうして築180年足らずの「なんちゃって中世ゴシック城」も、今ではビアトリクス・ポター聖地の一つ!!!運命ってファンタスティックだわ~☆
というレイ・キャッスルを見学した後は、またアンブルサイドに戻って・・・再びミニバスに乗って、グラスミアへと向かいました。
ピーター・ラビットを追いかけて、まだまだ旅は続きます♪
(^.^)/~~~
レイ・キャッスル(ナショナル・トラスト)
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私も、湖水地方に行きたいなーと思いつつ、まだ実現してませーん(><)本当に、美しいですねー。
そうそう!あの鮮やかな”まっ黄緑”のドレスです!
でも、大変お似合いでした~!
今年は偶然、春と夏に湖水地方に行ったんですけど、天気が違うとこうも印象が違うのか!という感じでした。笑