違う方のキャサリン妃にも会った!?ハンプトン・コート宮殿(後半)
その後も修復や改善が進んで、今では子供から大人まで様々な層の入場者に楽しめる、歴史エンタテインメントの要素も一杯です!
小学生たちの課外授業でも人気のスポットで、私たちが行った日も可愛いちびっ子グループが来てました♡
ヘンリー8世の頃のキッチンなど、裏方仕事の現場を再現した部屋では「へええ~こんな感じだったのかぁ」って子供たちに混じって感心しちゃいます。
王様たちの豪奢な部屋や美術品は、もちろん素晴らしいのですが・・・煮炊きとか今も実生活に関わっている事は、当時の様子をイメージしやすいんですよね。
巨大な暖炉みたいに見えるコレは、肉をグリルしていた炉。
大人の背丈ほどもある鉄串に、大きな肉塊を差してグルグル回しながら焼いて・・・何しろチューダー朝の全盛期には、毎日ここで約600人分の料理を作ってた!というんだからハンパない。
そんな大人数の客人たちが食事した、いわば大食堂のような場所。あくまでも一般客用の大広間であって、別格の王様はここに同席する事はなかったそうです。
ビールだって年間60万ガロン(約273万リットル)を飲んでたって、仕入れ台帳などから分かってるんですよ・・・まあイギリス人は、今もビール大好きだから負けてないかな?って気もする。笑
そういえば回廊に、↓↓↓こんな不思議なモノもあったんです。
「まさか、あの金ぴかライオンからお酒が出てたんじゃないよね?」と訊いたら、「それが出ていたのよ♪」ってみきさんが言うのでビックリ!
これ実際にヘンリー8世の頃にあった物を、その頃の絵画などを元に作ったレプリカ。
酔っ払いの木像たちがユーモラス。
それに比べて、あちらの像は超リアルよね~~。まるで生きてる人間みたい!@@
と思ったら、ホントに人間でしたけどー。笑 この方々は役者さんで、1日に3回ほど史実を元にした寸劇が演じられるんだって。ちょうど始まるところだったので、タイミングよく見る事が出来ました。
ヘンリー8世の6人目の奥さんキャサリン・パーと、その妹と、役人の3人。「当時は実際こんな事があったんだろうなぁ」という内容で、束の間ながら中世のひとコマを垣間見たような・・・何しろ舞台が舞台だから、さすがキマるし!
この寸劇には何種類かストーリーのバラエティがあるそうで、運が良ければ(?)「なんちゃってヘンリー8世」も登場するみたいよ。^^
とにかく広いので、私がアップした写真だけじゃ規模が分かりづらいと思うけど。
しかも一般公開されてるのは、宮殿の一部なんですけどね!
沢山の絵画やタペストリーの他にも、正真正銘の骨董品が一杯。そっち方面お好きな方にも、絶好な目の肥やしになりますよ~~。
次回は初夏あたりに、お庭を訪ねてみようかな?方向音痴だから、有名な巨大迷路で遭難したりね・・・ヘンリー君の横暴に怯えるのとは、また違った意味でスリリング?!
という、楽しい中世ワンダーランドです♪
(*^▽^*)
♥♥♥英国公認ガイドさん達による2017年春のチャリティ・ツアーでは、このハンプトン・コート宮殿も含まれてますよ。詳細はこちらをクリック♥♥♥
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