バースには「ヴィクトリア・アート・ギャラリー」という、いかにも素晴らしい感じの美術館もあります。
ううーん、中に入った事ないけど見るからに素晴らしそう!!!
何しろヴィクトリア女王の名を冠したくらいだから、ヘナチョコ美術館である筈ありません。そんな事したら、彼女を高祖母とするエリザベス女王様にも失礼ですし~。
と思って同館のウェブサイトをチェックしたら、ターナーやゲインズボローなんかもあって、規模は小さめだけど良さそう。常設展示は無料ってのも嬉しいですよね♡
ご興味のある方は↓コチラ(月曜休館です)
でも我々一行は、バースには一泊二日だけの滞在。この日の午後にはバースを発って、ウィンチェスターに向かうのです!
だからメイン・テーマであるジェーン・オースティンに関する場所が、最優先。
で、ジェーン・オースティン・センターに入ります~~。入口に立ってるジェーンはマネキンだけど、男性は生身のお方です。^^
しかも、数時間ごとに交代します!バースのワークシェアリング、上手く回ってそうですねぇ♪
ここではジェーンの生涯や作品の紹介、そして彼女がバースで過ごした時代の文化や生活様式などが、分かりやすく展示されています。
お茶セットと一緒に並んでいるのは、「バース・オリヴァー」と呼ばれる甘くないビスケット。私は知らなかったけど、今でもチーズとともに食べられてるようです。
1750年ごろにバースのお医者さんウィリアム・オリヴァーという人が考案したレシピなんだって。という事は、ジェーンも食べたのかな?
彼女の小説は200年もの時を経ても人気があるので、ロイヤルメールでも1975年と2013年にその作品を描いた切手を発行しています。ジェーン・オースティン・センターにも、2013年発売のものが展示されてました。
6枚の切手のうち、左から2番目は「自負と偏見(または高慢と偏見)」からの1シーン。主人公エリザベスが、ダーシーさんの館で彼の肖像画を見つめている場面ですね!
他にも「エマ」「分別と多感」「マンスフィールド・パーク」などの作品がある中、この「自負と偏見」は特に数多く映画・TVドラマ・舞台化されていて・・・。
私もダーシーさんをローレンス・オリヴィエが演じてた白黒映画や、エリザベス役がキーラ・ナイトリーのを観たし、小説も読みました。
でも近年のイギリスで圧倒的な人気を誇り続けるのは、BBCが1995年に放映した連続TVドラマ!!!!このドラマによってジェーン・オースティン熱が再燃したのは言うまでもないけど、
ダーシーさん=コリン・ファースという、不動の位置づけが定着したのです~~。
(・∀・)
このドラマで一躍、まさに国民的なスターになったコリン・ファース。きっとジェーン・オースティンには並々ならぬ恩義を感じている事でしょう(?)。
でもジェーンの評価は、もっともっと凄い!
何しろ今年の9月には、新しい10ポンド紙幣になっちゃうんだものー☆
もちろん表は女王様だけどね、裏は現在のチャールズ・ダーウィンに替わってジェーンになるわけ。日本でも樋口一葉が5千円札になった時、話題になったのを思い出しますよね。
原因不明の難病(一説ではアディソン病たった可能性も)で、まだまだ創作意欲が旺盛だったのに41歳で世を去ったジェーン・オースティン。
でも彼女の作品は200年以上の時を軽々と超えて、今も愛され続けている!という事が実感できて、やっぱり嬉しいニュースなのです。
(*'ω'*)
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