私たちがウィンチェスター大聖堂へ行ったのは、200年前にジェーン・オースティンの埋葬された場所を訪れるのが最大の目的でした。
ジェーンのお墓とメモリアルの傍らには、彼女の生涯を描写したパネルなど展示物が並んでいます。
でもここ、前々回の記事で述べたように今ある聖堂だけでも1000年の歴史がありますからね~。古い≒ボロい、で常に修復や補強しないと維持できません。
広い大聖堂を歩き回っていたら、こんな超旧式のダイバーズ・ヘルメットに出会いました。
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うっわー、こういうの映画とか昔の写真では見た事あるけど、、、本当にあんな装備で潜水してたの?!って信じ難いアレですよ。真鍮製で、すんごく重たそう~~。
その持ち主は、胸像になっているウィリアム・ウォーカーという潜水士。
大聖堂の基礎が一部浸水して崩壊の危機に直面していたため、1906年から1911年に渡って水中で修復作業を続けたんですって。
最深部で6mの暗闇の中で6年間、彼が基礎部分に詰めた補強資材は・・・2万5千以上のコンクリート袋、11万5千個のコンクリートブロック、90万個の煉瓦!!!
もちろん彼は水中作業を担っていて、指揮をしたのは当時のトップクラス建築家トーマス・グラハム・ジャクソンでしたけどね。↓オックスフォード大学の校舎なんかも多くを手掛けた人で、
この有名な「溜息の橋:The Bridge of Sighs」もジャクソンさん作。
とはいえ100年以上も昔のテクノロジー、水中作業の困難さは大変どころか危険極まりなかった事でしょう。
だから補強工事が完成した暁には、その功績を讃えてカンタベリー大司教による儀式が行われ、ジョージ5世王からヴィクトリア十字勲章を授与されました。
だから潜水士ウォーカーさんは、今もウィンチェスター大聖堂を救った立役者として祀られてるんです!
なんか納得したわぁ~~。
じ・じゃあ、こっちのカラフルな羊たちは?!
この子たちも、大聖堂と何かもの凄い関係があるのかしらん?
という羊たちの正体は「Ewe Matter」という児童教育の一環でした。Ewe(雌羊) を同音のYouにかけて、「君は大切な存在なんだよ」って自分および他の人々の存在を尊重する教育プロジェクト。
ハンプシャー州のイングランド国教会系小学校で、児童らが思い思いにペイントした羊たち。展示期間が終わったら、各小学校に帰るんだそうです♪
ジェーン・オースティンの永眠する場所は、骨バラバラ事件の棺、映画「ダ・ヴィンチ・コード」ロケ地、国を挙げて感謝されるほどの功績を遺した潜水士、そして未来を担う子供たちへのヒューマニティ啓蒙・・・と色んな側面をもつ大聖堂でした。
「ふっふっふっ、それでこそワシが遷都したウィンチェスターじゃき!」ってサクソン王朝のアルフレッド大王も、さぞかしご満悦だと思いますー。
(* ̄▽ ̄)ムフッ♪
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