ハンプシャー州チョートンにある、ジェーン・オースティン達の家。41年という短い生涯だったジェーンは晩年の8年間、ここで姉カサンドラと母カサンドラ・リーと共に暮らしました。
現在ではジェーンの博物館となっているので、その頃の様子をなるべく再現するよう細やかな配慮がされています。
じゃあ中に入ろう!と、入口に向かったら。
またまた、このようなリージェンシー時代の衣裳に身を包んだ方々に遭遇~~♪
私たちが訪れた時期は「ジェーン・オースティン・ウィーク」の真っ最中だったので、これもその一環だったようです。
しかも、美しく手入れされた庭の片隅では・・・。
ご近所の黒猫ちゃんが「おはようニャ~ン」って。
(=^・^=)
場所が場所だもんね、見知らぬヒトビト(観光客)には慣れっこ。1ミリも動じず泰然と寛いでらっしゃいますー。笑
とまぁ魅力的な方々にお出迎えされて、中に入ったジェーン・オースティンの家。家具・食器・調度品は、こうして大っぴらに展示されてるのは類似品です。
キッチンの鍋釜などもそうだし、
このベッドも、ジェーンの両親が使っていた型に近いもの。
こちらのスタンド式お針箱も、ジェーンらが使っていたのに近いという物。
スタッフの方に尋ねたところ、殆どの大型家具は残念ながらオリジナルが残ってないけれど、、、室内のレイアウトなど、出来るだけジェーン達が住んでいた頃を復元しているんです。
それに小さめな家具の一部と布製品・食器・小物などは保存・展示されています。中でも必見なのは、ジェーンが書き物に使っていたテーブル!
正確にはテーブル・トップで、それを支えている脚部分は違うんだけど。このテーブル・トップこそが、ジェーンが小説を書いていた所!!!!
オリジナルの品かどうかの目安は、このテーブルのようにロープで囲ってあって触れないようになっていたり、ガラスケースに入っていたり。
ガラスケース陳列品の中でも特に目を引くのは、これ!ジェーンと姉と母親の3人で手縫いした、パッチワーク・キルトです。
ダイヤ型ピースだけでも、3000枚はあるんだそうですよ。他にも、彼女らが刺繍した美しいショールなどが展示されています。
食器やティーポットも、ガラスケースに収められているのはオースティン家で実際に使っていた品々です。
その後お土産ショップの方に行ったら、ちょっと意外なモノもありました。
↓↓↓
これはドンキー・キャリッジという物で、ジェーン達が実際に使っていたそうです。
馬じゃなく、ロバが引く乗り物。近隣へは徒歩をいとわなかったジェーン達も、チョートンからは距離のあるオルトンへ買い物に行く時に使ってたんですねぇ。。。
ところで、この家すごく大きいと思うでしょ?私なんかから見たら、もう大邸宅。でもこの家は、兄エドワードが所有していたコテージ(小さな家)なんです。
当時の中流女性は、男性家族に扶養されて暮らすのが原則でした。夫がいれば夫に、もしジェーンやカサンドラのように生涯未婚ならば父親や兄弟に、経済的に頼るしかない!
もし外に出て働いたりしたら「オースティン家の男性には女性家族を養う甲斐性がない」って烙印を押されちゃう。そこで未亡人となった彼女らの母親ともども、エドワードの持ち家の一つに住む事になって・・・。
じゃあ、そのエドワードの家ってどんだけ?!!
という事で、次はエドワードのお屋敷に向かいますー。
\(^o^)/
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