こちら考古学者のアレクサンダー・ケイラー(1889-1955)っていう人。なかなか男前ですよね♪
いきなり何故そんな人が?つーと、彼は20世紀前半にエイヴベリー遺跡の発掘に尽力して、まさにこの巨石群周辺を世に知らしめた立役者なんです!
資産家の息子だったから、遺跡に隣接したこのマナーハウスごと買い上げて、研究に没頭しました。というわけで、この部屋はアレクサンダーさんが住んでた頃を再現したもの。
前回の記事でも書いたとおり、この築500年マナーハウスの内部は、時代考証しながら再現したもの。だからデスクにある小物なんかも、もちろんヴィンテージ品には違いないとは言え、彼が実際に使ってた物じゃないんです。
たとえば上の画像右側にある、旧式のストロボ。
「わーどうやって使うんだろ?」ってX君と話してると、近くにいるボランティアの方がひょいっと手に取って「これこれをこうして・・・」と説明しながら、私たちにも持たせてくれちゃう。
(*'ω'*)
それにしても、こんな家屋敷を丸ごと買って、更に仕事もせず考古学なんて道楽(笑)に没頭できるなんて、、、どんな資産家だったの?!って思いますよねー。
その答えが、こちら。
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って牛のほうじゃなく、左側に写ってるマーマレードのジャーですよ!そこには「ジェイムズ・ケイラー&サンズ」という社名が書かれてます。
これは1797年にスコットランドのダンディーで創業し、英国中で売れまくったマーマレード会社。今でもマーマレードをたっぷり使った「ダンディー・ケーキ」というレシピがあるのは、ご存知の人も多いでしょう。
とまぁ、そんな家の御曹司だったアレクサンダーさん。戦前には、かの有名な飛行船ツェッペリン号にも乗って、友人に「良い眺めだったよ~~♪」とか自慢してます。
さて。そろそろ休憩を兼ねてお茶したい感じだったので、マナーハウス内にあるティールームに行ってみました。
ヴィクトリア・スポンジ・ケーキとか、キャッロト・ケーキなど、お馴染みの英国的スィーツが並んでます♡
そこでX君はフルーツ・スコーン、私はチーズ・スコーンを1個ずつ頼んでみたところ、
そんな地味かつ少なめオーダーなのに、わざわざ3段トレーで出てきて可愛いったら!
美味しいチーズ・スコーンは大ぶりで、これと紅茶で十分お腹が満足しました!
素敵なティールームでお茶したので、ますます好きになったエイヴベリー・マナーハウスです♪
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