ウォーキングを兼ねて私たちがよく行く場所のひとつエイヴベリーには、この古めかしい聖ジェームズ教会もあります。
古めかしいのも当然で、13世紀から続く教会。1800年代に増改築され、第一級の歴史的建造物に指定されているんですよ。
なるべくアウトドア中心に歩き回ってる私たちですが、その途中でマナーハウスや博物館やカフェ、そしてこの教会にも時たま立ち寄ります。
宗派はイギリス国教会。無宗教の私はもちろんのことギリシャ正教会で洗礼受けたX君にとっても、属してないとは言えますが。
神社やお寺もそうだけど、こういう場所に来ると・・・特に信仰心なくても、それなりに真摯というか真面目な気持ちになっちゃいませんか!?
それに最近は娘たちの出産とか、色々と「神だのみ」したい事がある私たち。笑
いきおい、こんなキャンドルを灯して何がしかのお布施を募金箱にチャリーンと入れる事も多いです。お寺や神社でお賽銭箱に小銭入れたり、お線香を焚いたりして拝んじゃうのと同じよね♡
でも先日、ふとその横を見たら。
以前にも2回くらいは来ているのに目にとめなかった、ランタン状のライトもある事にようやく気付きました。ちょっと地味だけど気になる雰囲気、、、何だろう?
そこで初めてランタンの隣にあった説明を読んだところ、「広島の灯」から分けてきた焔なのでした。
広島で直接の原爆被害を免れた山本達雄氏が、広島市内の叔父を探したものの見つからず・・・。叔父がいたと思われる場所にくすぶっていた残り火を、故郷の祖母に持ち帰ったのが始まり。
その故郷とは福岡県八女市星野村で、そこで戦後から今もずっと絶やさず灯し続けているそうです。
そこから分けた火が、今ここにあるんですよ!まず最初にグラストンベリーへ渡り、そしてこの聖ジェームズ教会にも灯されたんですね。
すごく地味なランタンだったけど、ふと目に留まった理由は、この茶碗か小さな鉢みたいな陶器が伏せてあったから。
何故、こんな茶碗みたいなのが?と思って、初めてシゲシゲと見てみたんです。そしたら、こんなに大切な意味があったなんて!
一緒に昨秋ヒロシマへ行ったX君とともに、しばし感慨深くその焔を見つめました。
その後もずっとこの教会の人々が「平和の灯」を灯し続けている事は、とても嬉しかったです。
教会の隅っこには、子供たちのプレイ・エリア。マゴ君も近所の教会へ日曜礼拝などで行くと、こういう所で遊んでいます。
ノー・モア・ヒロシマ。
平和の大切さ、命の尊さを、子供たちの心に伝えていかないと!この教会の人々に、改めて呼びかけられた気がしました。
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