ナショナルトラストが運営するストーヘッド(Stourhead)、お屋敷内の後半は・・・。
なんだか、めっちゃ寛げそうな小さな部屋にやってきました。
ここで見たのがホアー家直系の1人、オードリーさんの写真。ホアー家は今もこのストーヘッドをナショナルトラストと共同所有していて、彼女は屋敷内の一般公開されてない部分に居住してます。
でもこの部屋はお気に入りらしく、一般公開していない時間帯はここで過ごす事も多いそうです。早朝のコーヒーをここで飲み、窓外を眺めるのが好きとのこと。
若い頃のポートレート写真は、いかにも60年代の先端ファッションに身を包み颯爽とした姿。1948年生まれだから、いま76歳ですね。
こちらは、もっと近年のオードリーさん。もしかしたらサングラスしてカジュアルな服装で庭を散歩とかしてても、フツーに通り過ぎちゃってたかも?
( *´艸`)
そして次に入ったのが、チェスやトランプなど娯楽のためのサロン。
部屋の隅にあった、大きな銀の飾り皿は・・・。
リチャード・ホアー卿が1712年にロンドン名誉市長(Lord Mayor)となった時、ロンドンから贈られたギフト。
このリチャードさんが1672年に設立したホアー銀行(C. Hoare & Co.)は、現存する英国最古のプライベート銀行。なにしろ王室御用達で知られるクーツ銀行(Coutts・1692年創業)より20年も先をいってたし、、、なんと今でも存続してます。
でも富裕層しか相手にしないプライベート銀行だから、庶民の私は銀行名すら知らなかったけどね。今もロンドンの2か所(フリートストリートとロウンデスストリート)で営業してて、幹部8人はホアー家直系メンバーだそうです。
その次に入ったのは当ストーヘッドご自慢の、キャビネット・ルームと呼ばれる部屋。
その名の通り立派すぎるキャビネットがドドーンと目立ってて、これ16世紀にローマ教皇シクストゥス5世のために造られたもの。それをヘンリー・ホーアさんが、ローマ旅行のお土産に買ってきたのが1740年代だそうです。
カラフルなモザイク模様は、色とりどりの天然石。そして引き出しの中にヒミツの隠し引き出しがあったり、全部で150もの引き出しがあるという芸術的な工芸品です。
でも実用品としては、どこに何しまったか忘れちゃいそうだけどね!?爆
(≧∇≦)
というわけで富の集積に目が慣れすぎちゃって、だんだん飽きてきた(?)頃に、最後のひと踏ん張り!でピクチャーギャラリー。
名画の数々にまぎれて、お部屋の隅に子供用デスクとお絵描きセットが用意されてました。ちびっこアーティストが名画にインスパイアされてお絵描きするのかな。笑
沢山ある絵画のなかで、今はこの作品が大々的にフィーチャーされてます。18世紀に活躍したオーストリア人女流画家アンゲリカ・カウフマンの「ペネロープとユリクレア」。
絶賛フィーチャーされてる理由は、昨年これを買い戻したから!
300年以上つづく富豪ファミリーもたまには資金繰りに窮した時期があったらしく、1883年に売却。でも昨年またこれが競売マーケットに出されたので、買い戻したんだそうですよ。
ご先祖さま大喜びかと。
\(^_^)/
やがてお屋敷内の見学を終えたので、そろそろ待望のピクニックでお昼!
・・・って、え?また絵画??なーんて絵画と見まごうような庭園に、レッツゴーです!
(((o(*゚▽゚*)o)))
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