東インド会社で財を成した人が18世紀に建てた、バジルドン・ハウス。でも戦時中政府に接収されすっかり荒廃しちゃったのを買い取り、25年間かけて元の姿に修復したのは第2代アイリフ男爵エドワード・イリフと奥さんレネ。
バーミンガムやコヴェントリーなど幾つかの地方新聞社を擁し、また全国紙デイリーテレグラフ株主の1人でもありました。
でもそんな彼の書斎はややチンマリ小さめで、最初ちょっと意外な気がしたけど・・・考えてみればオフィスに書物も資料も沢山あるもんね!
てか、自宅にいる時くらい活字から離れたかったかも。
(^▽^;)
デスクの上に飾ってある写真は、この書斎にいる彼の姿。その前に置いてある、赤い小皿も日本製でした。
1875年~1899年に日本で作られた、軟質磁器とのみ表記されてました。
直径12センチくらいの小さいお皿、何に使ったのかなぁ。書類のクリップとか、袖から外したカフス置き?まさか灰皿代わりとか・・・なんて想像しちゃいます。
次は階段を上って、上階にある部屋へ向かいます。
でも階段の手前にも、箪笥やピアノや色々。
ここにも日本の焼き物が、センスよく飾られてました。1800年代の伊万里だそうです。
そして階段を上って、最初に入ったのはダイニングルーム。
15人掛けのセッティングをしても、まだスペースたっぷりの広さ。そして何より、麗しい~。
この華麗なインテリア、なんか見覚えあるなーと思ったら・・・アダム様式とかAdamesque(アダムスク)と呼ばれてて、ロバートとジェイムズのアダム兄弟が流行らせた新古典主義の装飾センス。
ロバート・アダムと言えば、私たちがロンドン西部に住んでた頃よく行ったオスタリーパークの屋敷をデザインした人。それで既視感あったのね~、納得!(他にもサイオンハウスや、バースのパルトニー橋なんかも代表作)
セッティングされた食器やカトラリーは、男爵夫妻が普段使いしてたもの。
葉っぱがアクセントのお皿はメーカー名が記載されてないものの多分リッジウエイ社と推測されてて、製造年だけ裏に「1883年」と記されてるそうです。
グラス類やワインのデカンターなども、18世紀~19世紀のもの中心。
ここも2005年作キーラ・ナイトレイ主演「高慢と偏見」の撮影スポット。ロンドン中心からでもクルマで1時間半という距離だし、他にも色々な映画やドラマに使われているのに納得ですねー。
そして次に入ったのは・・・ここで私が一番、ビックリした部屋!!!
Σ(・ω・ノ)ノ!
ちょっと尋常じゃないマニアックな部屋については、また次回を乞うご期待です~~♪
*********************
今日も読んで頂いてありがとうございました!
↓ ランキング応援クリック、よろしければお願いします。
にほんブログ村