キャドバリー買収、ＢＡスト、そしてラス岬のユーレ夫妻…

数日前、キャドバリーがアメリカの食品大手クラフトに買収されちゃいましたねえ～。
1824年にバーミンガムで創業されたイギリスの老舗企業だったので、関係者以外にも多くのイギリス人が嘆いていました。＊こちらは、日本にいるヒロシ君（仮名）に送ってあげる予定のチョコ＊

一連の報道の中でも、特に創業者ジョン・キャドバリーの血を引く子孫の発言
クラフトなんて、ビニールパックの安いチーズ売ってる会社じゃないか。
そんな会社が、ウチの伝統と由緒ある企業精神を理解できるもんか。というのが、私のツボにはまっちゃって…可笑しくて。キャドバリーだって、今ではかなりチープな製品を造っているんだけど。ま、嘆かわしい心情は想像できますが。。。

そういえば、「次回はイースターにＢＡがストを計画している」と各方面で報道されたら、組合がさっそく反論していました。この前クリスマス休暇に予定したストで強烈にバッシングされた苦い経験をふまえ、次の連休シーズンであるイースターははずした日程にするみたい。

何しろイギリスには、連休どころか祝日が超少ない！たったの8日間ですよ！四日間の連休が約束されているのは、イースターだけなんです。クリスマスとボクシング・デイは、土日と続けばラッキーに四連休だけど、飛び石になる事も多い。

そんな貴重なイースター連休にストしたら、またもや国民の非難が集中しますもんねー。組合員のスト決議投票結果は、2月中旬～下旬には出るようです。それからスト日程が発表されるので・・・今の予想では2月末～3月中という事になっていますが、どうなるかは2月の結果待ち。

ニュースもう一つ。遂に、ユーレ夫妻が一緒にクリスマスの七面鳥ディナーを食べたそうです！去る1月19日に夫のジョンさんが6匹の犬と共に、陸路を諦めて別の岬までボートで渡り、その後は四輪駆動車で・・・やっと奥さんが友人宅に滞在しているダーネスへ。

奥さんがクリスマス用の買い物に出かけてから、約一ヵ月後の再会。そして念願のご馳走と共に、お互いの無事を祝って…。もともとハンパじゃなく厳しい自然のスコットランド最北西にある岬に住むご夫妻ですが、今年（もう去年か）のクリスマスほど、思い出に残るものはなかったと思います・・・お二人＆六匹、いつまでもお幸せに！

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